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成功例 : 管理不行届

昨日は何をやっていたんだ?

社員の行動を見通す【日報システム】
案件営業管理
業種K社: 建材販売業
規模80名 管理対象は営業部員の20名前後
社員の行動を見通す 【日報システム】

問題たらいまわしによる不信とロス

 その担当者にしか判らないことが多く、たらいまわしによる不信とロスが発生。信頼回復とロスの穴埋めを残業・休日出勤で行う構図が常態化。

【たらいまわしによる不信とロス】

 K社は建材販売業で、顧客ごとに営業担当者がつく形式を取っています。関東一円が営業範囲で、既存顧客より注文を受け、在庫や入庫時期を確認し、価格と納期が見合えば取引成立と、どこにでもある建材販売業です。
 このところの景気の堅調な回復と人不足により、営業はものすごく忙しくしています。営業は会社別の担当制で、直接各人の携帯電話にかかってくることもあれば会社を経由することもあります。その忙しさから電話に出られないことも多く、本社経由の電話が増えてきましが、これがたらいまわしの始まりです。
 その人にしか判らない情報は、その人が捕まるまで判りません。忙しさのあまり、ちょっと期間が開くとすぐには思い出せないなどもしばしば、たらいまわしされる側には少なくとも悪印象、積み重ねれば信用問題になります。

解決方法人との「約束」を管理する日報システムで営業管理

 この状況を打開すべくK社が行ったのは、その日の行動を記録・管理するデータベースでした。記録すべき項目は絞り込みました。

絶対記録しなければならない事項 「いつ」「どの会社で」「誰と会った」
かなり推奨される事項 「どんな話をしたか」

これを日報とし、日々続けることでお客様をたらい回しにすることがなくなりました。

補足 : 続けられない日報に意味はない

物事を続けさせる役割は管理職にあります。ある物事が続くための条件は以下の2つのどちらかです。
1.続ける必然性を感じ受け入れること
2.強制させること
1が理想ですが、2から入るのが一般的です。管理職が日々未入力者をチェックし、入力を促します。

最初は面倒と思われても、管理者の熱意と継続の効果を実感することで自発的な行動へと変わっていきます。

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