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成功例 : 疑惑

一体何のための仕事?

計算と実態がものすごく離れている 【体制整備・強化】
案件売上と現金に矛盾がないかのチェック
業種G社: 自販機補充会社 飲料の補充と現金回収
規模要員12名
計算と実態がものすごく離れている 【体制整備・強化】

問題売上と報告される入金額に矛盾を感じる

【現金を扱う会社の宿命】

 始まりは魔が差した、見つからないと味を占めてどんどんエスカレート。会社の規模に関わらず、現金を扱う会社には宿命としてあるのが現金の着服です。G社は飲料自販機への補充と現金回収を行う会社です。毎日何十件と周り、何本売れていくら集金したかを要員に報告させます。
 その集計が大変とのことでG社ではプログラムを作りました。これにより集計作業は大幅に合理化されたのですが、ある矛盾に経営者が気付き始めました。仕入本数と売上があっていないのです。つまり売上金がどこかに行っているのです。

解決方法集計プログラムにチェック機能を搭載

【矛盾は必ず発生する】

 もともと不正を暴くためのシステムではなかったのですが、仕方なくその機能を付けました。飲料自販機には製造時点からの販売本数を記録する機能があります。これは操作できないもので、この数値も報告させるようにしました。そうしたところある一人の担当者に明らかに矛盾があり1台につき1,000円くらい、販売本数の多い自販機で不正を行っていました。確固たる証拠とともに後日その一人につきつけました。

【コンピューター的チェック体制】

 不正を見つけるためには基準となる数値が必要です。G社の場合は自販機にそのような機能がありました。これ以外の業種だと材料の仕入れや外注への支払いなど、売り上げと連動する数値が基準として使えます。
 いずれにせよ必ず矛盾が浮かび上がりばれるということです。

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